ビックファイブ (大量絶滅)
カンブリア紀以降、特に大きな生物絶滅が5回あり、「ビッグファイブ」と呼ばれています 絶滅の規模
海の生物の属の約45~50%、種の約85%が絶滅した
三葉虫や腕足動物(貝に似た生物)などが大きな打撃を受けた
主な原因
南半球にあったゴンドワナ大陸が南極に移動したことによる急激な寒冷化と、それに伴う大規模な氷床の発達、そして海水準の大幅な低下が原因
浅い海の大部分が干上がり、多くの海洋生物が生息地を失った
絶滅の規模
陸上植物や、甲冑魚(かっちゅうぎょ)などの古代魚を含む多くの生物が絶滅しました。
主な原因
大規模な火山活動が主な原因
火山噴火によって放出されたガスが気候変動を引き起こし、海洋の酸素欠乏(海洋無酸素事変)などを招いた
絶滅の規模
地球史上最大の大量絶滅
全生物の種の90%以上が絶滅
三葉虫はこの時に完全に姿を消した
主な原因
現在のシベリアで起こった超大規模な火山活動(シベリアン・トラップ)が原因
これにより大量の温室効果ガスが放出され、急激な地球温暖化と海洋の酸性化、酸素欠乏を引き起こした
ほとんどの生物が絶滅に追い込まれた
絶滅の規模
海ではアンモナイトの多くが、陸上では大型のワニの祖先などが絶滅
主な原因
大陸が分裂を始める際に起こった大規模な火山活動が原因
この火山活動による「火山の冬」と呼ばれる一時的な寒冷化が、特に陸上の大型爬虫類に大きな打撃を与えた この絶滅を生き延びた恐竜が、その後のジュラ紀に大型化し、繁栄するきっかけとなる
絶滅の規模
鳥類を除く恐竜や、アンモナイト、首長竜などが絶滅
主な原因
メキシコのユカタン半島への巨大隕石の衝突が最も有力な原因
衝突によって引き起こされた地球規模の環境激変(太陽光の遮断による寒冷化、酸性雨など)が、多くの生物を絶滅
この動画では、恐竜が繁栄するきっかけとなった三畳紀末の大量絶滅について、その原因が「火山の冬」であった可能性を解説しています。